デオドラント特集

電車内や社内、街なかでも、人の臭いが気になる場面は多々あります。
それは季節関係なく、夏はもちろん冬でも厚着によるじんわり汗をかいた経験をされた方は少なくないはず。
世界基準でみても清潔志向の高い日本。
そんな私達はにおいにも敏感に育ってきました。
人のにおいはもちろんのこと、自分のにおいが気になると不安を持つ方も多い ことかと思います。これは男性だけでなく女性も同じこと。
原因はざまざまですが、中でも多くの人を悩ませているのはやはり“汗”。
この汗についてしっかり学んで、体臭ケア・デオドラント対策と
上手に付き合っていきましょう。

デオドラントとは

主に春~夏に向けてよく耳にするこのワード。
意外と意味をしっかり知らずに使ってしまうこともあるはず。
デオドラントとはdeodorant=脱臭剤・防臭剤という意味で、
de-分離・脱
odor(英)=odour(米)香り・におい
-ant ~の性質(能力)をもつ(もの・人)
という語源になります。 主に体臭防止用化粧品を意味したもので、バクテリアの増殖を抑えるなどして、体臭その他の悪臭を防ぐことに使われる言葉です。

臭う汗の原因は?

汗を分泌する汗腺には「エクリン汗腺」「アポクリン汗腺」
2種類があります。2種類とも同じ汗腺ですが、
水分量や含まれる成分に違いがあります。

~エクリン汗腺~

まず、エクリン汗腺から分泌される汗は、99%が水、残り1%が、塩分・尿素・アンモニア・ミネラルなどです。無色透明で粘り気がないのが特徴です。 また、エクリン汗腺から分泌される汗は、生命維持に欠かせない体温調整や皮膚の乾燥防止など重要な役割を果たしています。

~アポクリン汗腺~

アポクリン汗腺から分泌される汗は、脂肪、たんぱく質、糖質、鉄分、色素、 尿素、アンモニアなどです。乳白色で粘り気があり、さまざまな物質を含んでいるので、皮膚常在菌などによって分解されたときに独特な臭いが発生します。

つまり、エクリン汗腺からでる汗は基本的には無臭です。 もちろん、多少汗臭い臭いはしますが、それは汗と一緒に流れた角質などが雑菌によって分解された臭いで腋臭とは異なるものです。
これに対して、アポクリン汗腺から分泌される汗は、周囲に悪臭を放ちます。
わきがなどの直接的な原因はこのアポクリン汗腺とされております。

体臭と食生活

体臭は食生活を改善することで、解消されるものもあります。
日本人は欧米人に比べて体臭がほとんどないといわれていますが、
それは和食中心で過ごしていた時代の話。
昨今では日本人の食文化も欧米化して、油や脂質、またはインスタント食品の普及で体臭を気にかける人は多くなっています。
いくら体を清潔に保ち、マウスケアを完璧にしていたとしても食生活が原因で血液の状態が悪くなったり、そのせいで便秘が続くとアンモニアや便の腐敗臭などのニオイ成分が血液の中に含まれ、体臭や口臭となってしまいます。

体臭を強くする食べ物

赤身肉、にんにく、
アルコール、カフェイン

体臭を防ぐ食べ物

玄米、生野菜、白身肉、果物、海草(フコイダン)、緑茶(カテキン)

デオドラント剤に含まれる有効成分

柿渋

渋柿の未熟果を擦り潰して搾汁して、発酵させ濾過した自然塗料。 江戸時代より前から使用されており、塗料や補強材として、又は漢方薬として高血圧降下剤や火傷の塗り薬、二日酔いの薬などとしても活躍してきました。しかし近年、その薬効作用が注目され加齢臭やワキガ臭に効果的として一躍有名になりました。 柿タンニンが優れた消臭・殺菌パワーを持っており、抗酸化としてのポリフェノールが豊富に含まれており、なんとその量は茶カテキンの25倍とも言われています。

ミョウバン

ミョウバンとは天然の鉱物で、無水硫酸カリウムのこと。 主に食品の発色剤や麺のかんすいなどの食品添加物や、皮製品の皮なめし剤、消化剤、沈殿剤など広く使われています。歴史は古く古代ローマから使われており、上質の井戸がない場合は質の悪い水にミョウバンを入れて不純物を沈殿させて飲用に使うこともあったといわれています。また、ヨーロッパではこのミョウバンが結晶となった天然塩を「アルム石」と呼んで古くからデオドラント剤として使用していました。日本でも天然アルム石に殺菌作用のあるフェノール等の化学物質を配合して自然に近いデオドラント剤として販売されています。

銀イオン

銀イオンとは、銀がプラスの電荷を帯びて、水などの溶媒に溶けたものです。洗濯機や浄水器などの家電製品に限らず、銀イオンを利用した商品が増えてきていますが、その銀イオンの主な使用目的は、除菌、殺菌効果を高めるためです。 銀は古くから食器、入れ歯、目の感染病治療薬、食品添加物などに使用され人々の暮らしを豊かにしてきました。水俣病の原因となった「水銀」と勘違いし有毒だと思われていることもあるようですが、銀は有毒な水銀とは元素記号が異なり全く違う物質です。人が銀を多量に摂取しない限り無毒なのです。

ヨクイニン

稲科のハトムギの実から硬い外皮をとったハトムギの粉で天然の成熟種子です。漢方薬として特にヨクイニン湯としてヨクイニンを含有するハトムギ茶等が広く知られております。またこの他にも、滋養強壮系の市販薬などにも、ヨクイニン成分が含まれているケースも多く、イボとり、ニキビやアトピー、シミ、ソバカス、鮫肌などへの効果が高いと言われています。肌を抗菌、殺菌する作用に着目され、デオドラント剤としても活用されています。

カテキン

ポリフェノールのフラボノイド類の一つで、一般的にカテキンといえば「お茶」の渋み成分のことをさし、緑茶に多く含まれています。緑茶抽出物の中でも高い機能性があり、抗酸化作用や消臭・抗菌性などの様々な活性が知られています。 またカテキンには皮脂の酸化を防ぐ効果もあり、そのおかげで常在菌が酸化した皮脂を餌とすることがないため臭いが発生しないのです。

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