シャリマーパルファンイニシアル (ゲラン)

本家のシャリマーはかいだことがないのですが、とても良いにおいです。トップノートのフレッシュかつグリーンなシトラスがすっきりとしていながら、ミドルからはスパイスの効いたフローラルがふくよかに香ってきます。ラストにはバニラとアンバーで、とてもセクシーさを醸し出します。 ありきたりなようで、あまりない感じの香調かと思います。さすがゲランって感じですね。ちなみに、こちらＥＤＴも一緒に購入しましたが、ＥＤＴの方がトップのフレッシュさが際立ちますね。 私は朝このＥＤＰをつけて、気分転換にＥＤＴをつけたりしています。そうすると両者が馴染んで、より良い感じに香るのです。どっちもお勧めです。

ゲランらしい、肌に寄り添うような柔らかな香りです。元祖シャリマーとは違う系統の香りだと思います。 私の肌ではジャスミンの甘さが目立ちます。ベースはバニラやアンバーよりムスクを感じるかな。ラストに少しパチュリが顔を出してフェイドアウトして行きます。表に出てくるのはこの３つの香りですが、他の色々な香料が深みを持たせています。 シャリマーイニシアルは17歳のお嬢さんのために作られた香りだそうですが、もっと幅広い年齢で使えそうです。オフィスよりはプライベート、夜よりは昼向きです。 纏っていて邪魔にならない香りではあるんですが、香りの変化を楽しむようなタイプではないので星3つ。

イニシアルローオードトワレ（ピンクのタッセル）の方を使っていたのですが、すぐに香りが飛んでしまい、持続力に欠けるのでこちらを購入してみました。 結果、満足しています。 ゲランのＥＤＰはかなり長く香るので（その分つけ方に注意が必要ですが）、私の場合、朝プッシュして、夕方帰宅するまでリタッチなしでも大丈夫です。 本家のシャリマーがゴージャスで女性らしいのに対し、こちらはふんわりと女性らしい香り。 シャリマーの流れを汲んでいる香りですが、イメージは全然違います。 本家シャリマーはＴＰＯを選びますが、こちらは香り立ちがおだやかなので、使いやすいと思います。 国内のカウンターではＥＤＰの取扱いがないので、こちらで購入できてよかったです。

シャリマーとティエリー・ミュグレーのエンジェルの中間くらいに位置する香りのイメージでした。ただ、エンジェルほどパチョリは強くありませんし甘さもくどくないので、若々しくクセの無い使いやすい香りではあります。ティエリー・ワッサー氏はゲランの名香を、どうしてゲランらしからぬ香りにしてしまったのでしょうか。でもボトルは素敵なので飾るには最高。

商品説明の通りだと思うけれど、『シャリマー』と同じ様な香りと思わないほうが良いようです。私は、かなりバニラが強く感じられました。けれど、上品に仕上がっているとお思います。バニラ系の香水を持っていなかったので、シャリマーとしてではなく、ゲランのバニラ系の香水として使用しています。