シャンゼリゼ オードトワレスプレー (ゲラン)

クラシカルなお花の香りという印象です。ミモザのせいなのか少し独特な花の香りなので人によっては好き嫌いがあると思います。私が子供の頃の化粧品はこんな香りがしていたような気がしてなんだか懐かしい気分になります。そんなに強く香りは拡散しないけれど、トワレの割には長く香っていて、私の肌ととても自然に馴染むようで残り香が心地良いです。ゲランがLVMHグループに入ってからの初めてのフレグランスで、『世界の香水ガイド』のルカ・トゥリンからは酷評されているそうですが、自分は結構気に入っている香りです。このシャンゼリゼの製作にはいろいろあったようなので、ジャン=ポール・ゲランはどの様な想いでこのフレグランスに携わっていたのだろうかと勝手にセンチメンタルになる香りでもあります。

トップでﾐﾓｻﾞ、ﾗｽﾄはアーモンドが強く出ます。色に例えればﾋﾟﾝｸや黄色などの暖色系、時間は日中、どちらかといえば若い人向けの明るい雰囲気の香りです。
アーモンドの香りが独特でとても気に入っており、家でリラックス用に使ってます。

ランコムのトレゾアと一部同じ香材を使ってるのが香りで判ります。かなり強く香り立つのでオフィス向きではなく、付ける量も加減した方が良いです。 プライベートのお出かけに良い感じです。

春らしくフェミニンな香りです。「お化粧品のにおい」感が強いのでつける人や季節、場面をかなり選ぶ香水だと思います。
そして体温や季節による香りの変化が大きいです。暖かい時期にうまくつけると優しく甘い香りになるのですが、そうでない時はツンとしたきつさが目立ってしまいます…

気分が明るくなる、華やかな香り。
つけ初めからフローラル全開、ミドルあたりでシャンパンの香りが現れるような、ラストまでフェミニンな香りに包まれます。
少し纏うだけで香り立ちもとても良いです。
オードトワレが生産終了？とのことですが、オードトワレで長い間楽しんできた素敵な香りだけにとても残念です。

トワレなので香りの拡散がすごいです。足首につけてもよく香る…。よく口コミを見るシャンパンっぽい…という表現、本当にそんな感じでした。最近の甘い香水に慣れているせいか私にとって新鮮ですが、どこかクラシカルな雰囲気もありますね。でも個人的にはイディールの方が柔らかさがあって好きかな。