フェミニテデュボアオーデパルファム (セルジュルタンス)

「木の女性らしさ」ってなんだ?と。
肌に乗せて嗅いでみると、確かに木。だけど同時に花とかフルーツとかも感じられて、派手なところはなく控えめで、柔らかく、女性らしいイメージ。男性でも、香水愛好歴が長く尊敬する方々はつけこなしているはずです。
別件で、同じ木ベースということで、ミラーハリスのレールドゥリアンと嗅ぎ比べてみました。
レール〜は、甘いお香や古い木造家屋のような、休日につけたいイメージに対し、
フェミニテ〜のほうが、より軽やかさがあって、会社にもつけて行けそう(職種にもよりますが)。

私は説明を読んでもピンとこなかったので、小分けで試してから買いました。
購入前に一度どこかで試香してみては。

フローラルとかパウダリー系が大好きな私にとって、かなり敷居が高くためらっていましたが、今回思い切って「森の女性らしさ」というこのフェミニテボアを購入しました。やはり・・・・・・・
日本の神社とか寺院の奥に迷い込んでしまい混乱している時お坊さんに出会ってしまったと言った香りでした。私には難しくて楽しめない香りでした。

入手困難なパリ・シセイドウのフェミニテ・ドゥ・ボアと同じ香りです。ボトルのデザインは違いますが、別にスプレーのキャップが付いていてこちらの方が使い勝手は良いです。他にはない香りで、めったに同じ匂いをさせている方に出会わないので印象に残るようですよ。人と違う香りを身に着けたい方にオススメです。

つけたては木材加工場の、切り立ての木の（少し酸味がある感じの）香りがしました。ですが、「木の女性性」という名前の通り、やわらかくてほの甘い香りにすぐ落ち着きます。うっすらとスパイシーさも感じました。「お寺」とおっしゃる方の気持ちもわかりますが、ダイレクトに「お寺！」「お線香！」という感じはしません。ひたすら柔らかく香るところが気に入りました。

口コミでお寺とか木というワードをよく拝見していたのですが、思っていた印象よりはトップの香立ちはフルーティーな印象でした。甘いけど爽やかな印象です。
その奥に薄っすら細く針葉樹の香りの存在を感じるような。
よく言うお香系とかアジアンショップとかいわれる香水よりも使いやすい感じがします。